野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

NHKの衛星映画劇場でおなじみの

EMIミュージックジャパンが、「洋楽ロック名盤キャンペーン」というのをやっている。文字通り洋楽ロックの名盤が、3ヶ月の期間限定特別価格で税込み1,500円ポッキリ。タワレコではなんとそれをさらに1,300円で売るという狼藉ぶりだ。そりゃあアナタ、これを黙って見過ごしたらバチがあたりますな。
というわけで手始めにデヴィッド・ボウイだ。ボウイのアルバムでまず押さえておくべきは何か?言っとくが "Ziggy Stardust" じゃないぞ。いやまあ確かにあれも名盤かも知れんが。じゃあ "Let's Dance" か?とか寝言をいうのもやめていただきたい。
とりあえず "Low" が最強でしょうが。

Low

Low


とかなんとか偉そうなことを言っている俺様、実は "Let's Dance" より前のボウイのアルバムなんて "Low" 以外ほとんど聴いたことがないのだ。いやあ面目ない。最近はボウイのアルバムも安いから、グラム時代の古いやつを適当に買おうかな、と思っていたところだ。んで、じゃあどれからいっとく?となった時に上記のキャンペーンに出くわし、"Ziggy Stardust" でも "Scary Monsters" でも "Station to Station" でも選び放題だったのだが、すでにLPで持っているにもかかわらずなぜか "Low" を買ってしまうのだな。まあやっぱり名盤だから。なかでも素晴らしいのはやはり "Warszawa" で、この何とも言えずヨーロッパ的にどんよりと陰鬱な曲調と耽美的な雰囲気は、「ワルシャワの幻想」という邦題がまさにぴったりな名曲だろう。後半は全体的にそんなテイストで、いやはやなんともわたくし好みなんである。
さて次はどのアルバムを?