野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

エコカーのジレンマ

クルマを12ヶ月点検に出してきた。買った(登録された)のは昨年の8月下旬であるから、本当はもう少し先でも良いはずだ。が、エコカー補助金とか減税とかの関係で、あの時期の登録台数はむやみに多かったのだろう。当然12ヶ月点検もむちゃくちゃ混み合うはずで、しかも盆休みと重なる、というわけでディーラーとしてもできるだけ前倒しで、いけそうなところからどんどんやっつけて行っているのだろう。先日から数回、「とっとと点検出せやゴルァ!」というのを丁寧な言葉遣いに変えた「ご案内」の電話がかかってきていた。
そんなんお前らの都合やろが、知らんわヴォケ、と言っても良いのだが、まあ実際いろいろ混んでいたりすると大抵ロクなことが無いので、とっとと点検に出すことにして、今朝ディーラーに電話をし、都合の良さそうな時間帯を聞いたところ、15時という実に中途半端な時間を指定してくださった。あいや、別にいいんですよ、特に予定もなかったし、ホントにいつでも、都合の良い時間にね。
だいたい1時間半ぐらいでできる、とのことだったので、クルマを置いて、その辺をうろうろしてみた。のだけど、あの周辺はショボいのよなー。JR茨木の駅前ぐらいまで行ったけど、どうもね。マイカルまでに行けばまたなんやかんやあるのだけど、そっからさらに10分近くもあの炎天下を歩くというのはどうも気が進まない。
ということで結局は小一時間ほどでディーラーに戻ってきてしまった。
いや、別に最初からずっとディーラーにいたってよかったのだ。飲み物もコーヒーやらジュースやら、なんでも希望のものを注文できるわけだし、本を2冊とiPadを持ってきていたので、決して退屈することはない。のだけど、あそこで待ってると、営業担当のFさんがあれこれ話しかけてくるんだよなー。いや話しかけてきて、そのまま世間話なりするんなら、まあそれも悪くはないのだけど、特に話のネタもなく、「いやーホントに毎日暑いですねー」「そーですねー」と言ったきり気まずそうに黙っているのだ。いやFさん、無理しなくて良いですから。それならもうずっと放っといてもらったほうがこちらとしてもありがたいんです。そのために本2冊持ってきてるんですから。どうぞアナタの仕事をしてください。
そんなふうに微妙なストレスを感じているうちに、作業が完了した。
特に問題なし。当たり前だ、まだ2,000km走ってないんだから。
ただ、バッテリーが(正常な範囲ではあるが)ほんの少し弱っているらしい。普段ほとんど乗らないからだ。平均して、たぶん週に1回も乗ってない。ハイブリッド車というのは、最低でも2週間、できれば1週間に1回ぐらいはエンジンをかけ、運転してバッテリーに充電してやらねばならんらしい。なんとも面倒な話じゃないか。
ガソリン車であれHVであれ、「クルマに乗らないこと」が一番エコなはずだ。しかるに、よりエコで環境にやさしいはずのHV車こそ、用がなくてもときどき運転してやる必要がある、ってのはいったいどうなんだ実際のところ。
まー仕方ないけどね。理屈はわかりますよ。でもなんか釈然としないのよな。