野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

カッコウは結構スゴいらしい

訪米中のダライ・ラマとオバマ大統領が面会したことに対して、中国政府が難癖をつけているらしい。内政干渉?いやはや。
チベットというのは、どういうわけか知らないけれども、長らくこのわたくしを惹きつけてやまないキーワードのひとつなんである。
チベット仏教の、広く民間に普及している経典がある。それがこの「鳥の仏教」らしい。

鳥の仏教 (新潮文庫)

鳥の仏教 (新潮文庫)


わたくしはもちろん仏教の専門家ではないのでこのテクストの正統性について判断する材料を持たない。
でもそんなことってどうでも良いよな、といつも思う。

ところで、「あなたの考えはアニミズム的だ」と言うことは、言った相手の社会的信用を失わせることになるらしい。つまり、「あなたはまともな大人の思考法をしていない」と断ずるのに等しいと。
「存在するもの同士を分け隔てているカテゴリーの壁を乗り越えてしまおうとする心的傾向」というのは、「文明の未発達の状態で盛んであったが、いまでは幼児や病的な心を持った人や一部の芸術家にしか残されていない、未開な心理」というふうに一般的には思われているらしい。
そうなのか…
そういう(アニミズム的)発想って、なんか妙にしっくり来るんですけどねあたしは。だからこそ中沢新一せんせの本も、いろいろ読み漁ってみたりするわけで。
今の時代、こんなものの考え方でもしないと、とても色んなことをマトモに呑み込めないと思うんですよ俺様は。正しいかどうかは知りませんけどね。直観的に、「あーこういうことだよな」っていう感じがね。
あんまりうまく説明できませんな。まあ当面は中国の軍隊が押し入ってきて、そのまま侵略されたり、とかいうようなことは(多分)ないだろうから、あんまり小難しいことを考えてもしゃあないですな。