野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

動的書房を覗き見る

「あなたは、あなたが食べたものでできている」と味の素は言っている。
同様に、ある人の思想・信条は読んだものでできている、言い方を変えれば、その人の読んだものを見れば、思想・信条が透けて見えるのではないか。わたくしはそのように思うのですよ。で、「福岡ハカセの本棚」なんて本があったら、やっぱりねぇ。 
ジュンク堂書店池袋本店では、作家や学者が自分の愛読書を集めてつくる「作家書店」という企画をしていたそうだ。その第15代店長である福岡ハカセはそのとき「動的書房」なる名前で約400点の推薦書を集めておられたのだとか。その中から厳選した本、さらにいくつか新たに加えた本で、「本棚」を作ったいうことだ。
今までにに読んだことのある本で、「これはすごい」と思った本がいくつか取り上げられていて、ちょっと嬉しい。カーソンの「沈黙の春」、シュレーディンガーの「生命とは何か」、ドーキンスの「利己的な遺伝子」、モノーの「偶然と必然」、坂本龍一+中沢新一「縄文聖地巡礼」、和辻哲郎「風土」、そしてジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」など。
他にも小説で星新一筒井康隆村上春樹三浦しをん、とか。
さらに「ゲーデルエッシャー・バッハ」、「音楽は自由にする」、「暗号解読」、「神は妄想である」、「文明崩壊」、「SYNC」など、今までに読んだことがなくても、気になっていた本もいくつか。
刺激的ですねー。