今までKindleで漫画は読んだことはあったが、普通の本をちゃんと読んだことは無かった。
というわけで今回の「企業買収の裏側」は初めてのKindle本、と言って良い。どうしても「紙の本」でないと得られない感覚、ってのはやっぱりあるなあ、と思った。が、そんなのほとんど言いがかりに過ぎなくて、なんだかんだ言って便利なことも多い。少なくとも持ち歩きが楽だ。出張なんかに持って行くのなら特に。
- 作者: 淵邊善彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/02/08
- メディア: Kindle版
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しかしながら実際にはM&Aというのは企業の成長戦略を実現するための手段として有効なものである。うまく行けば、だけど。ある研究によれば、買収後のシナジー実現まで含めて評価すれば、ほとんどのM&Aは失敗に終わっている、少なくとも不当に高い買い物になっている、という。
そんなM&Aというものを、この本では結婚になぞらえて、素人にもわかりやすく解説してくれている。まーなんつうか、M&Aてのは実務レベルでそりゃ大量に仕事があって大変だな、というのがなんとなくわかる、て感じですな。