野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

エゲツないことをするもんですなあ

中華ドラマが佳境に入ってきた。毎回、「そこで終わるんかい!」という感じの、ものっそい微妙なところで終わってしまうので、つい話の続きが気になって2、3回分をまとめて観てしまう。
いまは曹丕曹植が嗣子の座を巡って争っているところ。酔っ払った曹植が司馬門を強行突破して天子のみが馬車での通行を許されるという馳道を馬車で激走し、牢屋にブチこまれる、というところで終わった。いやいやアンタそんなところで、と続きの回を見たら荀彧が自殺し、曹操が荀彧の書庫にあった文書類を調べさせたら楊修がどえらいものを見つけてしまった。そのどえらいものって何?と思ったところで終わり。おいおい何でやねん、と思ってさらに次を見たら、どえらいものってのは曹丕が荀彧に宛てて送った書簡であり、その中には曹操ディスる内容が書かれている。てなわけで今度は曹丕も牢屋にブチこまれる。どうすんねんなこれ、と思っていたら実はその書簡は曹丕の筆跡を真似て書いた偽物であった。書いたのは曹丕推しのはずの崔琰。なんでそんな曹丕を陥れるようなことを、と思ったら、曹植と楊修に脅されてやりました、と証言し実は曹植をハメている、という実に手の込んだことをしている。いやアンタこれ、ちゃんと鍾繇が筆跡鑑定をして、崔琰が書いたものと特定してくれたから良かったけど、そうじゃなかったらどうするの?いやそもそも、荀彧が死んだ後に曹操が書庫を調べさせなかったら、荀彧も死に損でっせ。いやほんまみなさんよぉやるわ。わてほんまによういわんわ。これでまだ16話ぐらいかな。まだまだ先は長い。