大阪は水の都、なんて言われて実際やたら川が多い。7000〜8000年前の縄文海進期には、上町台地を除いた大阪市内のほとんどが海の底だった。そして、その名残は今でもそこかしこに見つけられる。その辺りをネタにあることないこと語っているのが『 大阪アースダイバー』であり、また地形についてもっと偏執狂的に掘り下げ、あらゆる「高低差」からその由来に想いを馳せるのが『凹凸を楽しむ 大阪「高低差」地形散歩』である。いずれも楽しい本だ。やたらと川の多い大阪で最も重要なのが、淀川だ(知らんけど)。『地図と地形で楽しむ 大阪 淀川歴史散歩』はタイトル通り淀川に着目し、その歴史も含めて、とにかく淀川にかかわるありとあらゆるネタをコンピレーションした、という感じか。
- 作者: 都市研究会
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2018/10/04
- メディア: 新書
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淀川が今のような姿になったのは明治期の事で、昔は今の大川が淀川だったのだ、てな話を読んでへぇーと思ったが、これってよく考えたら『大阪「高低差」歴史散歩』に書いてあったな。すでに読んだのにすっかり忘れていた。しっかりせんか。