野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

先は長いですな

フーリエ変換とかラプラス変換とか、基本的な理屈は何となくわかっているつもり、でいる。
けども、細かいところがけっこう怪しかったりするのだよな。
なので、よくわからない部分は適当に誤魔化しながら今までなんとかやってきたのだけど、やっぱり気持ち悪さが残る。なので、改めてその辺をちゃんと押さえておこう、ということで先日から複素関数論の本を読んでみたりしていた。
そして今回は『信号処理入門』。

まだざっと通読しただけなので、あらためて演習問題など解いてみないと理解できないところが多々ある。こういうの、手を動かさないとなかなか身につかないのですよわたくしは。
そして、z変換って結局何なんだろうな、という素朴な疑問に直接は答えてくれなかったなこの本は。もちろん計算方法はちゃんと説明されているし、ラプラス変換のデジタル版(というか離散系での実装?)なのかな、というのは何となくわかったけど。
いやでもほんと、先に複素関数論をやっといてよかった。あれがわかってないと本当にさっぱりワヤですわ。
ということで、タイトルに「入門」って書いてるけど、やっぱりそこそこのレベルの、前提となる知識を要求してますぜ。
自己相関関数とかウェーブレット変換のあたりは、ほぼお手上げだな正直なところ。
あとアレだね、たぶん信号処理ってのもいくつかの分野があって、この著者のみなさんの場合は音声信号処理が専門っぽい。その辺りの解説が微妙に手厚かったりして、そのパワーをもうちょっとこう、より基本的な部分の解説に振り向けてもらったら嬉しいなあと感じないでもなかったり。
まあまた次にまとまった時間が取れる時には、練習問題を解いてみようかななんて思ったりしている。