野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

マルゲリータにしときゃよかったかな

ろくに動いてないのに連日ハイカロリーなものばかり食らっていて、帰国後に体重家に乗るのが恐ろしい。
ホテルのチェックアウト時間は12:00とのことなので、それならちゃんと明るくなってからいけるな、ということでホテル近くの緑地を走ってみた。全長で10kmほどありそうな、細長い緑地だ。
ちゃんとランニングコースも設定されている。
f:id:neubauten:20211030144030j:plain
昔は川だったらしいが、今は水はながれていない。道路より低いところにあり、信号もないので走りやすい。
西の端にはカプサレラ公園というのがある。
f:id:neubauten:20211030144044j:plain
もっと手前で折り返すつもりだったのだが、ついここまできてしまった。
ということで往復12kmほどになる。
f:id:neubauten:20211030144101j:plain
予定より長く走ってしまったので、下手すると10:30までの朝食を食いっぱぐれてしまう。急いでシャワーを浴びて、朝食を摂った。

さて腹ごしらえをしたら、昨日のPCR検査の結果を受け取りに行かねばならない。
ホテルから徒歩10分程度のところにあるLaboratori d'anàlisis Echevarneへ行き、受け取った検査結果は陰性でまずは一安心。
ついでにスーパーによって買い物をし、ホテルに戻って荷造りをしていたら、チェックアウトは12時ギリギリになってしまった。
しかしまあ慌てることはない。バレンシアからのフライトは17時だ。むしろそれまでどうやって時間を潰せば良いのか、という話だ。
ホテルから空港まではタクシーで行っても良いのだが、この際だから地下鉄で行ってみた。ホテルから最寄りの地下鉄駅Aragóまでは徒歩10分ほど。そこから空港まで30分弱、という感じだ。楽勝ですな。

空港に着いたのは13時ぐらいだったか。これから4時間もどなせえっちゅうねん、という感じだ。せめてスーツケースだけでも預けて身軽になりたいが、チェックインカウンターもまだ開かない。フライトの2時間半前ぐらいから、カウンターの前に何となく人が並び始めたのでとりあえずわたくしも並んでみる。そこから小一時間ほど経ってから、やっとチェックインできた。

アムステルダムまでのフライトは特に問題なく、ほぼ定刻通りに到着した。
今夜はアムステルダム泊で、明日パリに移動し、それからエールフランスの大阪行きフライトで帰ることになる。とてつもない回り道だが、そんなフライトしか無かったのだから仕方がない。
ホテルはスキポール空港近くで予約した。空港内にもホテルはあるがバカ高いので空港の外のホテルにした。となると近いとは言っても、スーツケースを転がしながら歩いていける距離ではない。シャトルバスがあることは事前に確認済みだ。空港からホテルまでは1時間に1本、毎時52分に出ている。飛行機がスキポール空港に着いたのは19:50ごろだった。これなら、手荷物をピックアップして、20:52発のバスに乗るのにちょうど良いタイミングなりそうだ。
と思っていたのだが、スーツケースはなかなか出てこない。
さすがにバレンシアから直に来ているのだから、ロストするなどということはないだろう、とは思うが、どうも嫌な予感がする。これはひょっとして、次のバスにギリギリ間に合わないタイミングで出て来るんじゃなかろうか、とやきもきしていたら、その予感は見事に的中した。スーツケースは20:55ごろに姿を現した。
ここから1時間待つのか?いやもう勘弁してくれ、ということでタクシーに乗った。
ホテルまで€15ほどかかった。けっこう高いな。
ホテルにチェックインしようとするとフロントはけっこう混雑しており、行列ができている。何でやねん、とうんざりしつつしばらく待って何とかチェックインできた。
朝食が遅くなったので昼食を食べておらず、けっこう腹が減った。調べてみると4階に食事のできるところがあるようだ。テイクアウトに対応しているらしい。ハンバーガーとかピザフィッシュ&チップスとか、そういうジャンクなメニューばかりだが。
でその店に行ってみたら、これまた長蛇の列だ。どないなっとんねん、と呪いつつジャンクメニューのどれにするか迷った末にピザ(クアトロフォルマッジ)を選んだ。ビールも注文しかけたが、バドワイザーしかないようなのでワイン(プラスチックのミニボトルだ)にした。いやしかし、このワインが外れだった場合のリスクヘッジも必要だ、ということでフロント近くの売店までビールを買いに行った。こちらならいろんな種類のビールがある。しかしここでもまた、しばらく待たされる。
そんなこんなでやっと晩飯にありつけた。
f:id:neubauten:20211030144121j:plain
わかってはいたが、えげつないボリュームだ。といいつつけっこう食べてしまった。
それにしても、今日はあちこちで並んだり待ったりしてばかりの一日だった。そして、一日かけて達成したのは、バレンシアからアムステルダムまでの移動だ。しかし明日はまたパリまで戻らねばならない。しかも朝8時のフライトだ。
いったい何の嫌がらせなのだろうか?どこかに大きな悪意の存在を感じずにはいられないが、とにかくあと少し、だ。