実家のゴミ屋敷化を阻止するべく、妻が10日ほど前から実家に帰って片付けをしている。
ということでわたくしもこの土日は1泊で実家に帰ることにした。
実家に到着して少しばかり用事をした後、晩ゴハンは外に食べにいくか、ということになった。
で、前から気になっていた「なかむら食堂」へ行ってみたら閉まってやがんの。今日は営業していたはずなのに…
仕方がないのでプランB発動だ。
妻が数日前に「はせ川」という店で、ランチを食べたという。
それって、以前に読んだ『アゴの竹輪とドイツビール』で紹介されていた店やんけ。
ちなみにあの本に紹介されている鳥取の店で、今でも営業しているのは、はせ川だけだ。
で急遽電話をして空きがあるかどうか確認してもらったのだが、電話をかけた妻によると、少しばかり電話応対の態度に難があるらしい。
若干の不安を覚えつつ店に向かう。アカン店だったら一杯だけ飲んで出よう、と妻は言う。
店に入り、先ほど電話したものですと伝えると、数日前にランチに訪れた妻のことを一応覚えていた模様。
でビールなど注文して待っていると、付き出しが出てきた。
そして造り盛り合わせ。
美味いぞこれ。
この辺で日置桜を注文。鳥取の地酒は一通り置いているっぽい。
キムチは好きですかと聞かれたので、はい好きですと答えたら、アオリイカのキムチ和えが出てきた。
そして天ぷら。
白子を湯葉で巻いて焼いたものが出てきた。これはたまらんやつ。
鷹勇を注文した。
焼き物はぶりカマ塩焼きとのどぐろのどちらにしますか?両方でもいけますよ、とのことだったので両方出してもらった。
そんなもんどちらかだけなんて選べまへん。
ということでぶりカマ塩焼き。
そしてのどぐろ塩焼き。
いやー美味いですな。
ここらでちょいと鳥取らしいイカツいやつを行っとくか、ということで辯天娘を燗にて。
ちょっと温度上げすぎな気もしたが、まあ辯天娘ならこれくらいでも大丈夫だな。
そうこうしているうちに筍とか
小アジの南蛮漬けなんてのも。
ヨコワの握りが絶品でおます。
あとはシメに稲庭うどんかもずく雑炊がありますけどどうしますか、と訊かれたが、残念ながらもうお腹いっぱいであります。ということでパス。
デザートに苺が出てきた。
いやー美味かった。しかしここまで、酒以外には何も注文していない。料理はすべておまかせで出てきたのだ。
どんなシステムかわからずに入ったのだが、どうやらおまかせが基本であるらしい。
そんな説明は何もなかったけどな。
まあとにかく、なかなかクセの強い店主であった。料理は美味いけどね。
帰省した時にはちょいちょい寄ってみたい店だなあ。