米国駐在中に、時々Panda Expressの中華をテイクアウトして食べた。
ピリ辛なんだか甘酸っぱいんだかよくわからないオレンジチキンはビールによく合って、なかなか美味かった。
でも、味がやたら濃い。食べ過ぎたら味覚がバカになりそうな気がした。
「半沢直樹」シリーズって、そんな感じだ。
『アルルカンと道化師』が文庫化された。
一作目の『オレたちバブル入行組』よりさらに昔の話、という設定だ。ちゃんと浅野支店長も江島副支店長も登場する。
本当に銀行ってのは、こんなロクでもない連中ばかりがいるところなのだろうか?
その辺りのリアリティに疑問を覚えつつも、誰が悪いヤツらなのかは常にはっきりしており、そいつらにさんざんな目に遭わされながらも最後はきっちり倍返し、というわかりやすいストーリーはやっぱり痛快で面白い。
まあたまには良いよね。こんなのばっかりだと鼻につくだろうけど。