野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

過去のことは水に流して

FacebookGigazineの「30年前のノートPCからファイルをコピーする方法」という記事が載っていた。
gigazine.net
良いねえ。こういうアホみたいな話、大好きだ。
30年前のPowerBookMacBookではない)だから、もちろんUSBやWi-Fiなんて付いてないし、イーサネットポートもない。AppleTalkのジャックはあるけどソフトウェアがないから動かない。外付けFDDは壊れているし内臓HDDはSCSI、まさに八方塞がりで、唯一外部に繋げられそうなのがモデムポートだけ。
というわけでコピーしたいファイルをResEdit(懐かしいじゃないか)で16進ダンプし、それをテキストファイルにして表示したイメージ(データそのものではなく画面の表示イメージというのがミソ)を、電話線で接続したThinkPadにFAXソフトで転送する。そして受け取った側でその画像からOCRで文字を読み取り、バイナリエディタでファイルを復元する、という荒技。
こうやって書いてみるだけでも大概ややこしいのだが、実際には他にも細々と数多くの困難に出会している。実に馬鹿馬鹿しくて面白い。
しかしこれ、ResEditで16進ダンプした表示画面をそのまま写真に撮って、その画像データからOCRで16進データを読み取った方が簡単でないかい?
まあResEditのままだと表示量が小さすぎて何枚も撮影が必要で大変そうだから、元記事でやっているようにWordにコピペしてからやった方がよさそうだけど。
いったん16進表示のテキストデータを作ったら、xxdコマンドでバイナリに戻してやれば良いのだな。ってMacにxxdコマンドあるんかなと思ったら、ちゃんと入っとるな。
宅の場合は古いパソコンはすべて処分してしまってるんで、こういう問題はそもそも起こらないんざます。