野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

ウイスキーもコーヒーも豆腐も水が大事なわけよ

3連休最終日、外は爽やかに晴れている。そして、昨日ぐらいからぐっと涼しくなった。
となると家にこもっているのも何だかもったいない。ということで、ちょっと浮かれて久しぶりにチャリに乗ってみた。

といってもそんなに遠出したわけではないけど。爽快でありました。
ちょっとケツ痛いけど。
ところで、都市計画道路十三高槻線のオーバーパスは今年の3月に完成予定と聞いていたのだけど、まだ開通していない模様。

何でよ、と思ったら、地下に支障物が見つかった、ですと。

まあしゃあないですな。

夜に『マザーウォーター』を観た。

これまた、何だかよくわからん映画ですなあ。
村上春樹の「木野」という短編小説(『女のいない男たち』に収録されている)がある。主人公の苗字が木野で、そのまま「木野」という名前のバーをやっている。根津美術館の裏手の路地の奥にある一軒家を伯母から借り、もともと喫茶店であった1階を改装してバーにしている。
その店のビジュアルについては「小さな前庭があり、立派な柳の木の枝が緑の葉を豊かに垂らしていた」としか書かれていないのだが、『マザーウォーター』でセツコがやっているウイスキー専門のバーの雰囲気は、あの短編小説を読んでわたくしがイメージした「木野」のそれに、とても近い。「木野」のようにウイスキー以外の酒や料理は出していない(気が向いたらサンドイッチなど出すようだが)し、レコードをかけたりもしないのに。
ロケに使ったのは鞍馬口にあるフランジパニという喫茶店だが、実際の店の雰囲気は映画とずいぶん違うらしい。
木野が実在したら、ぜひ行ってみたい。そこでは、やはりセツコではなく木野にハイボールを作ってほしい。