野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

実は電池の問題ではないのかも

腕時計の秒針が2秒おきにしか動いていないことに気づいた。これはアレだ、電池が減ってきているのだろう。
もう一個の腕時計については少し前に電池を交換したばかりだというのに。いやそもそも、この時計だって3年ほど前に交換したはずで、腕時計の電池ってそんなにすぐ切れるもんだったっけ?と不審に思いながらも交換に出した。
今回は南茨木駅近くの、「閉店セール」などと表示の出ている時計屋に出した。この店、時計屋の前はレコード屋だったな、そういえば。

閉店しようとしている店の割には忙しそうで(といってもわたくしの他に客は一人だけだが)、少しばかり時間がかかる、とりあえず預かったら後で連絡する、とのことだった。電池交換ぐらいでえらい大層やな、と思いつつも時計を預けた。しばらくしてから電話があり、電池は交換して動いているが、竜頭が錆びついていて動かない。これをメーカーに送って交換するか?と訊かれた。
うむ、まあこの際だからよろしく頼む、と依頼していた件、修理ができましたぜ、と昨日連絡があったので本日回収に行った。
修理代は2,800円。電池交換は1,000円なので、まあなかなか良心的な価格と言えるんではなかろうか。
それにしてもあの店がなくなったら、あとは何ができるんだろうな。

雨の中出かけたついでに、梅田まで行ってきた。
阪急百貨店の地下2階、京らく製あん所のどら焼きを買いたかったのだ。
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あんのボリュームはかなりのものだが、あっさりした上品な味だ。
わたくしは基本的にこしあん派なのだが、この粒あんはかなり美味い。
すごいな京らく製あん所。次回は最中だな。

これこそブルシットってやつじゃないか?

『マネー・ショート』という映画が何だか面白そうだ。どうやら原作があるらしい。『世紀の空売り』というノンフィクションだ。
それじゃまずはこいつをちょっと読んでみようじゃないか。
どうやら、リーマンショックで儲けたやつらの話らしい。

いやちょっと待てよ、リーマンショックって、儲けたやつがいたのか?
そもそもリーマンショックとは何か。

ちなみに「リーマンショック」ってのは、英語では”financial crisis of 2007–2008”または”global financial crisis (GFC)”というらしい。
まあそれはどうでも良くて、とりあえず低所得層向け住宅ローン(サブプライムローンってやつですね)が焦げ付いて、リーマン・ブラザーズが倒産した事件、これがリーマンショックだ。
と思っていたのだが、実際にはもう少し(いや、かなり)複雑な話であるらしい。
サブプライムローンをもとに、モーゲージ債券(MBS)を作ったやつらがいて、そのMBSの中であんまりタチの良くないやつをかき集めて、さらに他の自動車ローンやらカードローンやらまでごった煮で債券化した債務担保証券Collateralized Debt Obligation: CDO)というやつがあって、さらにそのCDOのクズを集めた CDOがあって、そういうウンコみたいなCDOに対する保険としてCDS (Credit Default Swap)、なんてものまでできていたらしい。いわゆるデリバティブ金融派生商品ですな。ヤバいといわれるやつ。
実際の中身はややこしすぎて理解できないけども、まあこのMBSやらCDOやらCDSなんてのができてきた経緯を聞けば、後ろの方のやつほどウンコまみれであることは明白だ。それがどういうわけかBBBランクのクズを集めたCDOに対しては、Aランクの格付けがされたりしていたらしい。
その格付けをしていたのが、あのS&Pとかムーディーズとかいう有名どころだっていうんだから畏れ入る。
で、住宅価格の下落(つまり担保の価値が減った)によってその辺が軒並みワヤになったのが連鎖していったというようなことらしい。
後付けで話を聞けば、そんなデタラメな話が成り立つわけがなかろう、ウォールストリートの連中の頭に詰まってるのはオガクズか何かか?としか思えないのだが、とにかく当時はそういうのがまかり通っていた、ということなのだな。
で、それでも当時から、業界の中でごくひと握りの連中は、これはアカンやろ、と気付いていたわけだ。どいつもこいつも曲者揃いで、超絶頭良いけど、だいたいが人格破綻者か社会生活不適合者だ。
で、彼らは金融システムが破綻する方に賭けて、みごと大当たりを得た、ということだ。
デリバティブってなんだかすごく難しいけど、要するに手の込んだ博打なのよな。そりゃまあ博打やりたいやつらは勝手にやってくれれば良いけど、ヘタ打った時に一般市民を巻き込まんといてほしいのよね。

あとがきを読んでいて気付いた(遅いわ)のだけど、マイケル・ルイスって『マネーボール』の著者でもあるじゃないか。ああ、なるほどそういうことか、と思った。でもやっぱり野球に比べたら金融の話は格段に難しいなあ。

話は思わぬ方向へ

新型コロナウイルス感染症が流行し、「不要不急の外出を控えるように」そして「テレワーク推奨」なんて言われるようになった。もちろん、それでも現場に行かないとできない仕事ってものがある。それは往々にして、その仕事を誰かがやらないと一般市民の日常生活が正常に機能しなくなる、という仕事でもある。
それらはエッセンシャル・サービスと、またそれらに従事する人々はエッセンシャル・ワーカーと呼ばれる。コロナ禍までは聞いたことのなかった言葉だ。
一方で、オフィスに行かないとできない、あるいは著しく効率が落ちると思っていた仕事のうちかなりの部分は、実は(それなりの環境さえ整えば)自宅などでもできてしまうんじゃないか、ということが明らかになりつつある。
さらにもう一歩踏み込むと、ある種の仕事って別にやらなくてもどうって事ないんとちがうの?ということに気付き始めていたりもする。
エッセンシャル・サービスの対極にある、クソどうでもいい仕事、デヴィッド・グレーバーはそれをブルシット・ジョブと呼んだ。
彼の著作『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』では、世の中のありとあらゆるブルシット・ジョブがいかなるものであるかが、当事者の証言に基いて事細かに述べられる。

そんなの本当にあるのかよ、とにわかには信じ難い内容も多い。が、いややっぱりあってもおかしくないかもな、という気にもなる。
そんなムダなことをやってる余裕なんかあるのかよ?と思うが、本書によれば、1947年を基準にすると、我々の労働の生産性は4倍に向上している。まことに結構なことだ。しかし、そうだとするならば我々の労働時間だって4分の1とは言わないまでも、たとえば3分の1とかせめて半分とかになってもおかしくないはずだ。なのにどういうわけか労働時間は減らず、過労死する人まで出てくるってのはいったいどういうことなのだ?
それはつまり、生産性が上がって不要になった労働力の行き先としてブルシット・ジョブが用意されたからだ、というのがグレーバーの答えだ。なるほど。
ブルシット・ジョブの多くは、かなり給料が良いらしい。ブルシットでも高い給料もらえるんならそれでも良いじゃないか、と思ってしまうが、どうもそういうものでもないらしい。何の役にも立たない仕事をやらされること、というのは、着実に人間の精神を蝕むものなのだそうだ。うむ、そうだな、わかる気がする。
ブルシット・ジョブのショーケースを半信半疑で読み進めて行くうちに、話はそもそもの労働観とか、ヨーロッパを起源とする労働価値説なんていうあたりにつながり、ついにはベーシックインカムについての議論まで展開される。グレーバーの主張はけっこう過激に思えるのだが、この辺りが本書の面白い部分だろう。
わたくしの仕事はブルシットではない、と信じている。時にブルシットなものが紛れ込んでくることもあるが、そういうものはできるだけ避けるようにしている。それでも何とか普通に生活できているのだから、ありがたいことなのだと思うべきなのだろうな。

たまになら良いけど

日曜日のトレランによる筋肉痛がまだ治らない。
そして今日の天気は雨予報だ。
ということで久しぶりに車で出勤した。
7時少し前に家を出て、近畿道を摂津南から松原まで、あとは一般道で行ってみた。混んでるかなと思ったが意外とスムーズで、1時間ほどで着いた。結構いけるもんだな。
帰りも同じルートにしようと思ったのだが、Google先生によると一般道だけで行ってもそんなに時間はかからない、とのこと。じゃあそれでいいや、とiPhoneGoogleマップにナビらせながら府道2号線を東に向かって走っていると、大泉緑地より手前、新金岡のあたりで左に曲がれと言ってくる。何でよ、松原まで行かなあかんのと違うんか。と思いつつもナビに従ってしばらく行くと、どうやら阪神高速大和川線に乗せようとしているらしいことがわかった。いやいやあんた何でやねんなさっきまで言うてた話と違うやんかいさ、と案内を無視して進むが、しつこくリルートしつつも高速に乗るルートに誘導しようとする。うっせえわ、と長居公園通りまで出て、それから中環に抜けた。まあ案内を無視するぐらいなら最初からナビなんぞ使わなければ良いのに、てなもんだが。
近畿道乗るかなどうするかな、と思いつつもなんとなくずっと中環で帰ったが、雨のわりにはそんなにひどい渋滞もなく、1時間強で帰宅できた。ずっと一般道だけで、かつ途中で迷走していたにも関わらずこれくらいの時間で帰れたのなら、上出来じゃないか。
でもまあ、明日は電車で行きまっせ。

ハシゴしてしまいました

トレラン隊長から呼び出しを受け、竜王山へ行くことになった。そういえば今年に入ってからまだ山に行ってなかったな。
JR総持寺駅に集合して、安威川河川敷を北上する。
太田あたりから東方向に折れてハニワ工場公園に向かうはずが、なぜだかそのままさらに北上し、阿武山を経由することになった。
ということで阿武山古墳。いったいどこが古墳なんだかわかりゃしねえ。
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ほどなくして阿武山の山頂へ。そんなに高い山ではないらしいけど、結構キツい。
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山頂から少し先に行ったあたりから、彩都方面を臨む。
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そのまま安威川ダム方面へ抜けるはずが…
工事中でえげつないことになっている。
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さすがにこれを下りるのは無理ちゃうか、ということになり、山頂へ引き返す。
なかなか辛い。
で、武士自然歩道を通って変電所のあたりに出てきてくる。
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東海自然歩道で車作へ。かなりしんどい。
先に阿武山に行ったのがだいぶ効いとるな…
車作からの景色。
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岩屋を経由して、竜王山、そして暫定ゴールは忍頂寺スポーツ公園。ここまでで17km。
右の膝裏あたりに不穏な違和感があるので、今日はここまでにしておこう。
あとはバスに乗って茨木駅まで… と調べてみたら、次のバスの時間まで2時間近くある。
さすがにそんなには待ってられしまへん、ということで、泣きながら走って下りることになった。
へろへろになりつつ茨木亀岡線を、歩くよりほんの少し速いぐらいのスピードで走り、本当のゴールは極楽湯。この追加分が11km、ってなわけで合わせて28km。いやぁなかなかものもんですわ。
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風呂から上がったらもう5時前だ。超遅い昼飯(それはもう晩飯では?)をFeelgood Factorで食べることにした。
Y.MARKET BREWINGの国産ブラッドオレンジIPAを、フィッシュ&チップスとともに。
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うーむ、うまい。
PUNK IPAもいっとこう。
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28km走った後に空きっ腹で飲んだらフラフラだ。今日のところはこれくらいで勘弁しといたろ。

春の祭りもやってますね

何だか毎日サンドイッチのことばかり考えて過ごしているような気がしてきたが、今日の昼飯も堺東ジョルノのヤマザキデイリーで買ったパンだ。

金曜日は定例の会議が11時からあり、こいつは一応12時までということになっているのだが、時間通りに終わることはまずない。いや、まったく無いのかと言われるとそうでもないのだが、まあかなりの確率で時間通りに終わらないと思っておいた方が良い。
つまり、ゆっくり昼飯なんぞ食ってる時間は無い、ということだ。
ということはやはり、パンでも買っておいてちゃちゃっと(そして最悪の場合13時を回ってしまい食堂メニューが無くなってしまっても)食べられるようにしておきたい、ということだ。
そんなわけで本日はチーズレタスサンドとボリュームコロッケロール
うむ、アリだなこれも。ボリュームコロッケロールは50代のおっさんにとってはちょっとわんぱく過ぎたかもしれないが。
よし次回はいよいよ三元豚カツサンドだ。

おにぎりもありましたね

今日は11:00〜12:30なんていう嫌がらせみたいな設定の会議が入っていた。これも時間通りならまだ良いが(良くないけど)まず時間通りには終わらない相手との会議だったので、やはり昼飯には何かちゃちゃっと食べられるものが必要だ。
というわけで、昨日下見しておいたヤマザキデイリーで昼食用のパンを買ってみた。

玉子サンドと味わいカレーパンだ。
うむ、どちらもなかなかイケる。値段もコンビニ価格だし。

ちなみに、驚いたことに会議は時間通りに終わった。

だったら別にパン買っとかんでも良かったんちゃうん、てなもんだが、まあリスクヘッジってやつですよ。
どっちみち食堂のメニューはイマイチな醤油ラーメンだったし。
ちなみに明日の食堂のメニューは微妙なカレーだ。
とするとやっぱりヤマザキデイリーか。
ハムサンドも良さげだった。あるいはカツサンドにするか、それとも。