野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

合掌

R文庫の、えーと、6冊目かな?「生、死、神秘体験」。いやまさにタイトル通りの本(対談集)で、内容は実に多岐にわたる。

生、死、神秘体験 (講談社文庫)

生、死、神秘体験 (講談社文庫)


対談(ときどき鼎談)の相手がなかなかに豪華だ。養老孟司河合隼雄遠藤周作、などなど。しかしよくわからんのは河合隼雄さんですな。他のところでは宗教から臨死体験、そして脳死の話題などあれこれだけど本の趣旨には合ってると思う。ところがなぜか河合先生とはモーツァルトについて語るのだ。どういうこと?だいたいわたくしはモオツアルトはあまり好きではござんせん。まーでも対談自体は面白かったけどね。
最後の脳死についての話題は難解極まる。はっきり言って、もひとつようわからんかった。
しかしまあ何ですな、この立花さんという人は、あれだけ色んな分野で、言ってみればその道を極めたような方々とちゃんと会話を成り立たせることができるわけで、いったいどんな頭をしとるんだ。
もちろん、白髪だ、とかアフロです、とかそういう意味では無くてな。