本当に朝飯食えるんすか

村上春樹が絶賛するトルーマン・カポーティ。彼の代表作「ティファニーで朝食を」が村上訳でリリースされた。そりゃ読んでみるよね、とりあえず。

ティファニーで朝食を

数年前に他のバージョンを読んだばかりだが、意外と村上版でも雰囲気は変わらないと思った。ヒロインのホリー・ゴライトリーは、魅力的、かなあ…　個人的にはあんまりかかわり合いになりたくないタイプだな。僕は映画は観てないけど、やっぱりホリーはヘプバーンをイメージしてしまう。本当はずいぶん違うキャラクタらしい（そしてストーリも違うらしい）のだけど。
やっぱり、「ティファニー」以外に収録されている「他3編」のほうが好みだなあ。特に「クリスマスの思い出」ね。良い話だよ。あと今回は、「花盛りの家」に「百年の孤独」の雰囲気を感じた。それは多分、オティリーが庭の樹に縛り付けられたせいだと思うけど。