いやあ、どこまでも変態だなあ。
- 作者: 谷崎潤一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1951/02/02
- メディア: 文庫
- 購入: 9人 クリック: 102回
- この商品を含むブログ (180件) を見る
「春琴抄」は、新潮文庫の裏表紙で「盲目の三味線師匠春琴に仕える佐助の愛と献身を描いて谷崎文学の頂点をなす作品」と紹介されている。愛と献身、んーそうかも知れんが、やっぱり佐助って変態なんじゃないの?そもそも春琴は完全に女王様だし。
それよりアレだ。春琴の貌が傷つけられたため、佐助が自分で両眼を針で突いて失明するシーン。痛い痛い。やめてくれ。変態としか言いようが無い。映画「アンダルシアの犬」の眼球をカミソリで切るシーンに負けず劣らず痛いわ。勘弁してくれ。