野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

だけど氷姫は

ナイチンゲールの沈黙」も下巻に入り、やっと我らがヒーロー、厚生労働省大臣官房秘書課付技官・医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長・白鳥圭輔が登場だ。

ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)

ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)


そしてこのロジカルモンスター・白鳥とデジタルハウンドドッグ・加納との、常軌を逸したスリリングな会話が、この本の魅力のひとつかと思われる。あと個人的には、劇中劇というか、劇中子供向けテレビ番組(?)である「ハイパーマン」がなんとも興味をそそられる。常に正論を吐く、偽善者の悪役・シトロン星人に立ち向かう、地球防衛軍をリストラされたアル中の正義の味方・バッカス。って何じゃそら、めっちゃ面白そう。
それにしても、この小説に出てくるDMA:デジタル・ムービー・アナリシスって本当にあんなことできるのか?どうも疑わしいんだが。とりあえず、DMAと言えばダイレクト・メモリ・アクセスのことだと思うよな普通は。
まあそれはそれとして、明日から「チーム・バチスタの栄光」の連続TVドラマが始まるようだ。原作では「ダンゴ親父」の白鳥調査官役は、映画では阿部寛、ドラマでは仲村トオルらしい。何だかなあ。久しぶりにドラマでも見てみるか。