玄侑宗久さんの小説を読むと、なんだかやたらと晩飯にうどんを食べている。なんでやねん。そんなに禅僧はうどんが好きか。そう思っていた。
「ベラボーな生活」によれば、その通り、禅僧はほぼ例外なくうどんが好きなのだそうだ。へぇええ!
- 作者: 玄侑宗久
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/08/07
- メディア: 文庫
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それにはちゃんと理由がある。ふつう禅寺では食事中に一切音を立ててはいけないが、うどんは適用除外、らしい。なので、盛大に音を出して食べても良いうどんを、みんな好きになるのだそうだ。ホンマかいな。
それにしても道場での修行ってえのは本当にすごい。実は新入社員のころ、研修ということで宇治の禅寺に放り込まれて3泊4日ほど過ごしたことがある。あの時はさほど辛いとは思わなかった(もちろん楽しいもんではないけど)が、あんなのは結局、観光客向けのアトラクションみたいなもんで、実際は桁違いに過酷な修行が日々行われているのだということがわかった。俺様にはとても真似できない(別にしなくても良いのだけど)。