野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

Friends say it's fine.

伊丹あたりで一儲けしようと画策する妻の運転手を仰せつかった。朝9時前ぐらいに伊丹についた。夕方に迎えに行くまでヒマなので、映画を観ることにした。伊丹からそこそこ近くて、クルマで行けて… ということで、六甲アイランドにあるMOVIX六甲で「20世紀少年」の最終章を観た。10:30からの上映を、ネットで予約していったのだが、観客は約5名。いやはや、ゆっくりと観ることができて大変に結構なことであった。
原作が長く複雑なストーリーなので、あまり憶えてはいないのだが、なかなか面白かった。やっぱりトヨエツは良い。あれを観ると、オッチョ役はトヨエツ以外にはあり得ない、と思えてしまうから不思議だ。一方で、黒木瞳のキリコはどうもいただけない。芝居(うわっ「司馬懿」に変換された)がクサ過ぎ。原作通りなのかも知れないが、自分自身を新型ウイルスに対するワクチンの人体実験に使うあたりのシーン、あれはあんまりだ。タカラヅカと違うっちゅうねん。
新型ウイルスをばらまく円盤に「宇宙と一体になるんだ」とヘリコプターで突っ込んだ「13番」。911の自爆テロを連想させて、なんかイヤだった。そして終盤の、万博会場でのケンヂの歌にオーディエンスが感動する様子も、原作では別に気にならなかったのに、実写で観たらどうも気持ち悪い。「ともだち」とどう違うんだ、みたいな。
…あれ?なんだかネガティヴなコメントばかり。いやいや面白かったんですぜとっても。もう一度、原作をじっくりと読んでみないとなあ。