わたくし実は池波正太郎大先生の小説を読んだことがなかった。エッセイは読んだのだけど。
やはり日本人として司馬遼太郎と池波正太郎は押さえておかねばなりますまい。司馬遼太郎なら少しは読んでいる。ならばやはり正ちゃんも(正ちゃんとかいうな池波先生といえ池波先生と)。となるとまずは「剣客商売」か「鬼平犯科帳」シリーズなわけだが、ここはやはりTVドラマでもおなじみの「鬼平犯科帳」から。そう、火付盗賊改方の長谷川平蔵様ですよ。
このシリーズ、Amazonでダウンロード購入したら、ずいぶんとお安くなりますのね。
とりあえず、あのエッセイでおなじみの独特の文体が、そのまま小説になっているのには驚いた。いいのかこれ。
しかしこれがまた、
(意外と読みやすい…)
のである。
良質のエンタテインメントだと思う。しかしこれ、どこまで読んだものか。実はシリーズ全部を読破するつもりは無いんである。さすがにそこまでヒマじゃない。けどまあ、毎月一巻ずつ、2年かけて読むのも悪くないかなあ、などと思ったり。さてどうしたもんでしょうな。