野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

前半はほんまでっせ

チェチェン人には「血の報復の掟」というのがある。男子が生まれた場合、7代前まで遡って、男系のすべての祖先の男子が生まれた日と場所、そして死んだ日と場所に加えてその死因を教える。もしその中に、誰かに殺害された者がいれば、その仇に報復しなければならない。すでに仇が死亡している場合には、その仇の男系男子の子孫に報復する。
男子は仇討ちのための旅に出て、復讐を果たして帰ってきて初めて一人前の男として扱われる。その旅に出る前の晩、家族と最後に摂る食事に出されるのがガッツィムラドという伝統料理だ。家族の最後の晩餐では、各人が指の一部に傷をつけ、出てきた血をオマフシにたらしたものをみんなで食べる、という習わしがある。

本日の昼食はそのガッツィムラドを作ってみた。なかなかの出来だと思う。
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などというホラ話を思いついた。
昼飯にオムライスを作ってみたところ、何やら壮絶なものが出来上がったからだ。
よく考えてみたら、今までオムライスなど作ったことが無いのだった。せめて作り方を調べてみるべきだろう。

なんとなくタイミングを見計らっているうちに日が暮れそうだ。17時過ぎに走りに出た。
結局はずっと小雨に振られたままとなった。
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晴れていたら暑くてとても走れたもんではないが、かといって雨というのもなかなか難儀である。
それでもなんとか13km。先週と似たようなコースだ。
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だいたい7月とか8月は暑すぎてロクに走れないものだが、今年は雨が多いせいか意外と涼しい日もあったりして、例年よりも走れている。結構なことだが、今日はとにかく湿度がすごい。もうちょっと涼しくなってほしいものだ。