野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

すしのこの活用も視野に入れつつ

ニットキャップシアターの公演「カレーと村民」へ行ってきた。

日露戦争の直後、吹田村での出来事という設定。ということで千秋楽の会場は吹田メイシアターということになったのでありましょうか。
庄屋の屋敷には、年貢を納めに来たりその他なんやかんやで村の人々が集まってくる「落ち間」というのがあったそうで。この芝居のセットもその落ち間が中心になっている。
吹田歴史文化まちづくりセンターは「浜屋敷」と呼ばれる、吹田村の庄屋の屋敷を使っている。この庄屋と村人たちの物語だ。
テーマは戦争、国家、市民、政治、など。けっこう重い。割と他人事ではないと思う。日本人は、過去から何度となく同じ過ちを繰り返してきた。そしてまた今度も同じことをやろうとしているのだろうか。国民はどこまでも国家に、政治家に、侮られ欺かれ搾取され続けなければならないのか。てなことをモヤモヤと考える。
ところで事前情報によると、この舞台を見るとカレーが食べたくなるとのこと。それでは、ということで遅めの昼食は、予防的にカレーを食べることにした。
劇場内のレストランにて牛すじカレーである。

なかなか美味かった。生パスタにも惹かれるものがあったが、あまり時間に余裕がなかったのと、どうせソースは市販の業務用だろうと想像されたのでやめておいた。
ところが思わぬところに伏兵は潜んでいるもので。
劇中に村人にいなり寿司が振る舞われるシーンがある。それで無性にいなり寿司が食べたくなってしまった。
仕方がないので晩飯はいなり寿司を作ることにした。

うーむ、イマイチの出来だな。味が薄すぎる。油揚げを煮るのに砂糖をケチりすぎたようだ。ちゃんと計量しなかった、という以前にそもそもレシピをちゃんと確認しなかったのが敗因であろう。初めて作る料理はできるだけレシピに忠実に、というのが基本なのに。サイズもやたらデカすぎてちょっと品がないな。
いずれ再挑戦しようと思う。首洗って待っとけ(誰に言うとんねん)。