野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

あの緑のやつ

10月に入ってもまだ昼間の最高気温が25℃を超える日、つまり夏日、があったりする。それでもさすがに朝晩は涼しく(あるいは寒く)なってきた。さすがにもう就寝時にエアコンをつけることはない。
そんなある日、ぼちぼち寝ようとした瞬間に、ぷいーんというモスキート音を聞いてしまった。
これはいかん。ついカッとなって蚊取り線香に点火した。
その後は朝まで目が覚めることはなかったので、たぶん蚊は線香の煙を嫌ってどっか行ったのだろう。あるいは単にわたくしが前後不覚で眠っており、気付かなかっただけかもしれんが。
まあそれはどちらでも良い(良くないけど)。問題は、蚊が嫌がるだろうと思って設置していたゼラニウムのオイル、あれの効果はまったく無かったのか、っちゅう話だ。

確かにこの2か月ほどは蚊も出てこなかった。しかしながら、さすがのわたくしも、「あのオイルの効果があった」とすぐに結論付けてしまうほどには、うっかり八兵衛ではないつもりでいる。今年の夏は暑過ぎて蚊も活動を控えていたのだ、というようなまことしやかな説が巷間には流布されている。いや、まことしやか、などと書いてしまったが、これわりとマジな話であるらしい。
するってえとナニかい、今までは暑かったからおとなしくしていただけで、ぼちぼち本気出すぜ、ということか。
ゼラニウムのオイルなどあったところで、毫も痛痒を感じないと。
というわけで今後の動向を注視したい。

夏の暑さといえば、全国的にカメムシが異常発生しているのだとか。
実際、わたくしの住んでいるマンションでも、そこかしこでカメムシを見かける。今までは無かったことだ。
なぜそんなに大量に発生するのかというと、カメムシの卵というのは気温が高い方が孵化しやすく、今年の夏は記録的な暑さであったため、その当然の帰結として通常よりも多くのカメムシが誕生した、という理屈であるらしい。
なるほど。理屈はわかるが、まあ迷惑な話だ。
今までのところ、カメムシの目撃はマンションの共用部すなわち部屋の外に限られており、室内に侵入した事例はない。
しかしながら、これだけ大量にカメムシが跋扈しておれば、ちょっとした油断で室内に奴らを持ち込んでしまうことになるだろう。とにかく最新の注意を払わねばなるまい。
重税に疫病、災害、そして虫害。末世であるな。