これがあの有名な、「赤壁の戦い」だと、後になって気づいた。もともとそういう地名ではなくて、炎で真っ赤になった崖を見て、そう名付けたのだそうだ。
「三国志〈7の巻〉諸王の星」の話な。
- 作者: 北方謙三
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2001/12
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いよいよ諸葛亮孔明、大活躍だ。そして、かかりつけ医である華佗の頭をかち割って殺してしまい、この後どうするつもりよ、と心配していた曹操の頭痛であるが、なんと華佗の弟子であるところの爰京が、なかなかやるようだ。いずれ師匠を超えるのでは、というレベルまで達している。
それにしても、「人に対する、やさしさ。病や怪我を癒す者には、それが欠けてはならぬ、と思っている」という曹操の言い草。アンタに言われたくないよ、てなもんだが、「心に、刻みつけておきます、丞相」というのが爰京の答えだ。なかなか大したヤツだぜ。華佗のイケズなところ、というかあのへんこ振りが僕は結構好きだったのだけどな。
今度は周瑜がかなり危ない状態だな。