野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

泥と神話

東京の山手線より外側のあたりは、大昔は海だったのだそうだ。それより内側のほうも、かなり複雑に、まるでフラクタル図形のように入り組んだかたちで海が入り込んでいた。それらの土地は長い長い時間を経て陸地になるのだが、そこには「土地の記憶」とでも言うものが刻み込まれ、その上で暮らす現代の我々にもどこかで影響を与えている。その時代の残骸は、実は注意をこらして観察すれば、いとも簡単に見つけることができる。「アースダイバー」っていうのはそんな話だ。

アースダイバー

アースダイバー


こういうの、大好きだ。なんかわくわくする。残念ながら東京の話なので、不案内な場所が多い。それでも、今まで出張やらなんやらで訪れたことのある場所が少しでも出てくれば、「ああ、あそこはそういう…」とかすかな記憶を辿りながらその由来なり歴史なりに思いを馳せるのがまた楽しい。
ぜひとも「大阪アースダイバー」もやってほしいものだ、と思っていたらどうやらつい先日ナカノシマ大学で「大阪アースダイバー」をやられたようだ。しかし残念ながら東京。ううむ、さすがに平日に東京まで行けない。
大阪でもひとつよろしくお願いします、釈先生(でいいのかな?)