ふと気づけば、iPad2を入手してからもう軽く一月以上が経過しているわけだ。
いろんなクセにもずいぶんと慣れてきて、今ではもう大抵のことはiPadで済ませられるようになっている（まあ敢えてそうしている部分もあるのだけど）。ということで最近ではMacBookを立ち上げるのは週に1、2回といったところか。
最初の頃は、仕事のOutlookメールを読むために仮想デスクトップのサービスを使ってみたりといろいろ苦労したのだが、なんのことはない会社から提供されているSSL-VPN接続サービスを使えば、何も特殊なアプリなど一切使うことなしにiPad標準のSafariでOutlook Web Accessを普通に利用できることがつい最近わかって、軽くショックを受けているところだ。いやもちろんそれはとてもありがたいのだけど、あの苦労、そしてドブに捨てたアプリ代金はいったい何のために…
意外と便利なのが、仕事で会議の配布資料なんかを見るときだ。最近は会議の資料などは事前にメールで配信されることが多い。このご時世であるからそれをいちいち紙に印刷するのも少々はばかられる。なのでノートPCで見るわけだが、普段使っているノートPCというのがまたなかなか大したシロモノで、俺様のような虚弱体質のホワイトカラーにとっては、資料を見るためだけにあれを持ち運ぶのはもう。それだけで大いに体力を消耗してしまうのだ。
これが、iPadであれば、必要な資料だけDropboxに放り込んでおけば、あとはGoodReaderでとても快適にブラウズできる。ただあんまり多くの人が集まる会議なんかにiPadを持ち込むのは避けている。
そんなもん、ITセキュリティ上の問題を指摘され、使用を規制されてしまうのは目に見えているからだ。まったくああいう連中は我々の仕事の生産性を下げることしか考えてないんじゃないかとさえ思ってしまう。まあ仕方がないけどね。それが彼らの仕事だし、便利さとセキュリティは常にトレードオフの関係にあるわけだから。
どうせなら、しっかりとセキュリティを設定したiPadを用意してみんなに配布してくれれば良いのだけど、それはまあ、言っても詮無いことだろう。まあその筋の人に見つかってイチャモンをつけられるまでは、こっそりとiPadを活用しようと思う。
