野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

みなさん苦労なさってるんですね

なんで『「静かな人」の戦略書』などという本を読もうと思ったのか、今となっては思い出せないけども、たぶんKindleに勧められたのだと思う。どうも、そこそこ酔っ払っている時に買ったような気がする。最近たまにこういう事があるので、気を付けねば、と思う。

世の人々の性格とか行動様式を表現する様々な方法のひとつに、内向型/外向型というのがある。
まあわたくしなんかは典型的な内向型だろう。渡世の義理というのがあるから、それなりに頑張ってはいるが、けっこう無理しているのだ。
と思っていたのだが、どうやらこの本を読むと、世の中にわたくしなんぞ足下にも及ばないほどに極度の内向型の方々が少なからず存在するらしい。
そして、そういう人々に向けての本(自己啓発書的なやつ)も結構ある。
そんなエクストリーム内向型のみなさんも、仕事などでリーダー的な役割を与えられ、数多くの人々と接しなければならない状況に追い込まれたりする。
それぞれに努力をしながらも、いやもうそんなん無理ですから、とひどく悩み、大変なストレスを感じるわけですな。
けどまあ大丈夫やで、内向型には内向型の良さがあるし、それは外向型のみなさんには無いものであり、さらには外向型と良い感じで組み合わせれば、もっとナイスなことになるんやで、というのがこの本のメッセージかな。ざっくりすぎるかもしれんが。
言いたいことはわかるし反論するつもりは毛頭ないけど、一冊の本にしてしまうほどでもないような…
なんてことは言いません。内向型は思ったことをそう軽々しく表明しないのだ。