野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

竜王山七坂七不思議というのがあるそうです

今月のトレランは、久しぶりに竜王山へ行くことになった。
摂津富田からスタートしたら、府道115号線を北上し、南平台、関西大学、北大阪変電所を経て武士自然歩道を少々、それから林道車作線を経て竜仙峡辺りまで行く。それから激坂を登って車作の集落、清水廃寺を経て山頂を目指す、というのがスタンダードなルートである。
今回は竜仙峡から車作を目指さず反対側に、つまり下音羽川に沿って竜王山自然歩道を北上し、北側から山頂にアプローチするルートを取ってみた。
途中に負嫁岩(およめいわ)というのがある。

次のような解説があった。

この付近は昔から働き者の村として有名でしたが、ある村からやって来たお嫁さんが日々の厳しい仕事に耐えかね怠け心をおこし、毎日のように家人を欺く口実を作り、この岩に座って憩いの場としていました。
 すると、ある日、この岩に住む天狗がお嫁さんの前に現れ、大声で叱り、あげくの果てに岩の上の松の木にくくりつけてしまいました。そのまま天狗は消え去りましたが、お嫁さんは食べることも飲むこともできずに餓死してしまったとのことです。

それだいぶ酷くないか…
さらに進むと今度は穴仏というのがある。

戦国時代に、戦乱から逃れるため忍頂寺の薬師如来を退避させ、この岩屋に安置していたのだとか。
念仏を唱えながらこの中に入り即身成仏となった行者がいるとか、大蛇が住んでいるとか、色々と穏やかでない話も伝えられているようで。
この一帯少しばかり不気味な雰囲気のところである。
そして、この登山ルートがまたかなりキツい。もともと楽ではない竜王山であるが、いつものスタンダードコースよりも5割増ぐらいの過酷さである。
左側がいつものスタンダードなルート、右側が今回通ったルートである。

そらこんなルートで上がったらキツいわな…
とりあえず竜王山を降りて竜王山荘でアイスなど食べつつ休憩。
それからキリシタン自然歩道を経由し、千提寺あたりから降りていく。
快晴であるがそんなに暑くなく、天気はわりと快適である。

しかし、過酷なコースで相当消耗した。山手台の住宅街あたりをヨレヨレになりつつ走っていたら、うまい具合にバスに遭遇したので、そこでランを終了させ、そのバスに乗って帰ることにした。
これで21kmになるし、もうええよね…

ありがたいことに、バスは茨木極楽湯の至近まで連れて行ってくれた。
風呂に入ったら、電車乗って高槻へ。
走った後の(かなり遅い)昼食はもちろん餃子天国。

そして、例によってエノテカイデンティタへ行こうとしたら閉まってやがんの。
本日は15:30開店予定、と書いてあり、実はもう15:30を10分ほど過ぎているのだが…
しかしインスタの投稿をよく見ると、今日はワインとハムのテイクアウトのみ、と書かれている。
あかんやんそれでは、ということでカゼウスにターゲット変更。
チーズおまかせ5種盛り。間違いないやつ。

そしてワインもおまかせ。本日はテンプラニーリョだそうで。

久しぶりのカゼウス、結構でありました。
じゃ次は一蔵で締めるか、と言いたいところだがまだ17時少し前で、一蔵が開くにはまだ少しばかり早い。
だったらちょっと高槻駅前の安べゑに行っとくか、ということになった。

たまにはケミカルなレモンサワーも良いんでないの。しかし安いなこの店。
小一時間ほど安べゑで飲んでから、千里丘へ移動する。
尾州寿は冷酒でも燗でもイケますなあ。

そしてやはりなめろう

さらに大黒正宗とか。

などとやっているうちにすっかり泥酔し、お開きとなった。
フラフラになりつつ帰宅する途中で立ち寄ったコンビニで、見知らぬ人に「めっちゃフラフラですよ大丈夫ですか?」と声をかけられる始末。
いやー疲れたぜ。