いったいどういうきっかけだったのか思い出せないのだけど、『近畿地方のある場所について』というホラー小説を読んだ。
いやこれ、ホラー小説なのか?週刊誌の記事や、ネットの書き込み、ちょっとした噂話、誰かが書いたメモ。そんなものを寄せ集めると、それぞれに含まれている断片から、何とも言えずおぞましいものが立ち上がって見えてくる。
フィクションよね?これ。怖すぎるって。
「近畿地方のある場所」ってどこだろう。
夜中に名阪国道を車で走っていると、やたら気色の悪いところがあって、あの辺かなと思ったけど、どうも違うらしい。
いや、だからこの話はフィクションだって。フィクションと言って。