野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

やたら倉庫ばっかりかと思ったら

日曜日だからと言って朝寝をしてしまうと、午前中に走りに出るタイミングを逃してしまう。
午後になると暑くなりそうだし、嫌だなあと思いつつダラダラして、15時を回ってからやっと重い腰を上げて出ていった。
前回行った鉢伏自然歩道を、今日は彩都まで行ってみよう。
例によって茨木カンツリー横のジョギングロードを抜け、R171を超えてさらに北へ。そして、関西大倉高校と三菱ケミカルの間の道に入る。
それなりの上り坂に、ちょっと怯む。
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しばらく行くと、トレイルらしくなる。なかなか良い感じじゃないか。
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そして、彩都あかね公園の手前あたりに激坂が立ちはだかる。
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なかなかキツいわこれ。でもなんとか走って上がった。
鉢伏自然歩道から粟生岩阪の集落に出てきたあたり。
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彩都は、こういう昔ながらの集落と、山を切り拓いて宅地を造成したところに建てた真新しい建物やきっちり整備された道路が混在していて、なんだか不思議な雰囲気があるな。

モノレールの彩都西駅を過ぎてしばらく行くと勝尾寺川とぶつかる。あとは川沿いに南下するとまたR171に出てくる。

ちょっと春日神社に行ってみようか。
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地図を見ていると、春日神社の奥の方から近くの道路に抜けられそうだけどもどうなんだろう?
ということで、本殿の少し手前にある小さなトレイルを上がってみた。
すると、茨木カンツリー倶楽部のフェンスにぶつかる。
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これに沿っていけば、どこかに抜けられるのでは… と思ってしばらく進んだが、鉄塔のあるあたりで行き止まりになった。
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いや実際には、がんばれば行けそうな感じがしなくもなかったが、さすがにそんな装備はしてきていないので、ここで断念して引き返した。
すでに割とへろへろだ。ここまでがっつり走るつもりではなかったので水を持ってきてなかったのだが、さすがに喉が渇いたので、自動販売機でジュースを買って飲んだ。
普通に水か、せめてお茶ぐらいにしとけば良いのに、なぜか普段飲まないドデカミンストロングなんてものを飲んでしまった。おかげで口の中が粘ついて気持ち悪い。
それでもなんとか家に帰りついた。これで26km。けっこう行ったなあ。
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しかしどうも気分が悪い。プロテイン飲んで風呂入ったけども、食欲がないし少し吐き気もする。夕食の準備はできていたのだが、食べずにしばらく横になっていた。
小一時間ほど休んでいたら、少しばかり気分も良くなったので、なんとか夕食を摂った。
3時間ほども走っていたのにロクに水分補給をしていなかったので、おそらく軽い脱水症状になったのだろう。無茶したらあきまへんな。
粟生岩阪のあたり、なかなか良さげな感じなのでもうちょっと奥まで行ってみたかった気もする。
次回はぜひ行ってみよう。水もちゃんと準備して。

金の切れ目が縁の切れ目

WOWOWで『トレッドストーン』という海外ドラマが始まっていて、何かどこかで聞いたことあるな、と思ったらアレだ、「ボーン」シリーズに出てきたCIAの「トレッドストーン計画」だ。

でちょっと観てみたんだけども、『ボーン・アイデンティティ』およびそれに続くシリーズとは、どうやらまったく別の話のようだ。
もちろんCIAのトレッドストーン計画の話だが、『ボーン・アイデンティティ』のマット・デイモンに相当する「人間兵器」が一人ではなく、アメリカやら北朝鮮やらインドやら世界各地で「覚醒」し始める… てなことになっていり、なかなか派手な内容だ。
実際アクションも「ボーン」シリーズに負けず劣らずのスピード感とキレの良さ、だが、世界同時多発的に「覚醒」した複数の「セミ」と呼ばれる暗殺者(そういえば伊坂幸太郎の小説にも「蝉」という名前の殺し屋が登場するな)たちのストーリーがパラレルに進むため、一杯引っかけた状態で観ると、ワケがわからなくなる。ベルリンで逃亡したジョンと北極の油田をクビになったダグが別人でることに気付くまでに、だいぶかかった。
それでもまあ、面白いんだけども。
予算はだいぶ注ぎ込んでるだろうな。『ミッション・インポッシブル』シリーズ並みに世界各地でロケやってるし。
ちなみにこのドラマ、評論家からの評価はあまり高くはないらしい。そして、シーズン1のみで打ち切りだとか。うむ、よっぽど評判良くないと資金も続かんわな。

あまりわたくしが心配しても仕方がないことかと

3ヶ月ほど前にリアル書店で紙の本を爆買いした中で、一番の難物が『21世紀の資本』だ。
結局手を出したのは一番最後、でもちょうど大型連休に入ろうとするところで、タイミングとしては良かったと思う。こんな本は、まとまった時間が取れる時に、一気にやっつけないと。

21世紀の資本

21世紀の資本

この本、もちろん日本でも話題になったのだが、何と言っても600ページを超える大著で、フィジカルにもデカくて重いし、値段も高い。ちょっと話題になっているからといってなかなか気軽に手を出せない。そうこうするうちに6〜7年が経ってしまい、ピケティはまた何やら新しい著作が出ているってな話も聞いて、やっとのことで思い立って衝動買いをしてみたわけだ。

経済学者のロックスター、とまでもてはやされたピケティで、あれこれ話題にもなっているので有名なのがあの、r>g という不等式だ。
資本収益率rが国民総所得の成長率gより大きいと、格差は拡大するばかりなので、資本には適切な累進税をかけなければならない、というのがピケティの主張なわけだが、それだけのことを言うのになぜ600ページ超を費やさねばならないのか、という気はしなくもない。だいたい、中盤になるまで格差云々の話は出てこず、18世紀から2010年代にいたるまでのヨーロッパ各国(フランスとイギリスが中心だが)における資本の所得に対する比率やら何やらについての分析が延々と続いている。
いったい何の話をしているのだ?と言いたくなるが、つまり、超長期のトレンドを見ていけば、途中2回の大きな戦争があってちょっとの間ぐちゃぐちゃになってたけど、今後(つまり21世紀)は上記の不等式 r>g が成り立つよねどう考えても!ということなのだ。
これだけの膨大なデータをもとに緻密な分析を重ね、次から次へと畳み掛けられたら、なんだかよくわからなくても(よくわからないほど、と言うべきか)「あるいはそうかもしれない」と思ってしまうわな。
数字だけでなく、いろんな小説(特にバルザックの『ゴリオ爺さん』は何度も登場する)や映画まで参照して説明するあたりもなかなか面白い。

でもねえ、自分の銀行口座にある定期預金の利率が0.002%とかなのに、資本収益率が5%、とか言われてもまったく実感ないけどね。いやわかってますよ、5%は平均値、でしょ。金額そのものも軽く4〜5桁は違うし。
でもそうすると、世の中には数十%とかいうような収益率の資本もあったりするのだろうな。まあリスクも相当にデカいのだろうけど。想像を絶する世界だな。

それにしても、フーコーの『言葉と物』とかモノーの『偶然と必然』とか、そしてこの本とか、なんでこんな小難しい本がフランスではベストセラーになるのだろう?フランス人って変態か。

いろんな発見がありました

連休もあと2日、そして天気予報によれば明日は雨。
となると今日のうちに行っとかなあきませんわなあ、ということでちょいと走りに。
昨日下見をしたルートをさっそく行ってみることにした。
まずは茨木カンツリー横のジョギングロードを抜け、西国街道を少しばかり走って郡山宿本陣の手前あたりでR171方面に逸れて北上、その少し奥の集落あたり(住所は宿久庄となっている)からすでに鉢伏自然歩道、ということらしい。
川端康成先生旧跡」なんてのもあったりするけど。
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集落を抜けてさらに北上すると、農地がメインになってくる。
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しかしこれも坂道を数百mも走ると、また舗装路に出てしまうのだ。
昨日はここからさらに上がっていって、最終的には彩都まで抜けたのだが…
さすがにそこまではちょっと。
でもそのうちスーパー銭湯が通常営業を再開したら、彩都に抜けて勝尾寺川沿いに戻ってきて、すみれの湯をゴールにする、なんてのも良いかもしれないな。
などと妄想しつつ本日は茨木霊園横の舗装路を下り、ほうせんか病院の前を通って耳原公園へ。
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耳原公園、初めて来た。けっこう人多いな…
ちなみに、耳原公園まで来る途中にあった「たかま酒店」、ちょっと良さげ。後日調査に行こう。
まあとにかくそんな感じで、あとは茨木川沿いに南下し、いつもの川端通り、桜通りを経由して17km。
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ずいぶん前に『JOKER』を録画し、でもこれを観る前にまずは『バットマン』シリーズ(WOWOWで同時に放送していた)を少しでも観てから… と思っていたのだがなかなか手をつけられず録画リストの下の方に行ってしまった。そして『バットマン』シリーズは次々と消えていった。
このまま放っておくと肝心の『JOKER』まで消えてしまう、ということで、やっと観た。

ジョーカー [Blu-ray]

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  • 発売日: 2020/08/05
  • メディア: Blu-ray
いやー、重い。暗い。すごいわこれ。
何だかもう、とことん救いが無いな。
そしてHildur Guðnadóttirのサントラ、ぴったしだなこれ。

あの暴動のシーンで"White Room"ってのはちょっと首を傾げたけども。
これから『バットマン』シリーズを観る、ってことでも、それはそれでアリ、な気がする。
次いつWOWOWでやってくれるのか知らんけど。

けっこうな筋トレでっせ

茨木カンツリーの横にあるジョギングロードは何度か走ったことがあるが、弁天さんの裏手あたりにもちょっとしたトレイル的なものがあるらしい。ということでちょっとチャリで調査に行ってみた。
なるほど、けっこう本気でトレイルだった。というか境内の一部なのかこれ。だいぶ広いな。
ちょっとチャリで走るのは憚られたので、チャリを押しながら歩いて、出口のあたりはこんな感じ。
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犬の散歩させてた人、めっちゃおったけどな…

出てすぐのところに池がある。
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こちら側から上がった方が楽そう(弁天さんの表側の坂道はだいぶキツい)なので、この池を目印にするのがよろしかろう。

さらに北上しR171を越えて、鉢伏自然歩道へ。関西大倉高校と三菱ケミカルの間の道をずんずん入る。まあまあキツい坂道もあり、チャリを漕いで上がるのも限度がある。となると押して上がるしかない。そんなところにママチャリで行くのもいかがなものか。
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でも走るのには良さそうな感じの道だ。
しばらくすると、彩都あかね公園に抜けた。
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またえらいところに出てきたな…

もともと彩都まで来るつもりはなかったのだけど、でもまあ彩都から戻るのは、ずっと下りなので楽だ。

という感じで3時間近くもママチャリで走って(または歩いて)しまったが、いろいろと情報収集できた。
さっそく明日ぐらいにちょっくら走ってみるのもよろしかろう。

こういうお手軽なのも良いんじゃないですか

本日より5連休である。
とはいうものの、これといった予定などもなく。
午後から雷雨がくる予報である。ということで午前中のうちにびゃーっと軽めのトレランなど。
JR総持寺から安威川河川敷を北上し… というところまでは前回の竜王山トレランと同じ。だが、できれば2時間ぐらいで戻ってきたいな、ということになるとさすがに竜王山は無理だろう。
そんなわけで本日のターゲットは阿武山だ。
安威川河川敷からハニワ工場公園、上の池公園、そして府道115号線で関大前を経由し、北大阪変電所へ。
前回と逆向きに阿武山の山頂を目指したわけだが、こっちの方がずっと楽に走れるじゃないか。
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時折陽は射すものの、ほぼずっと曇天ですっきりしない天気。だが、暑くなくて走りやすい。
山頂から見えるのは何だこれ。というかどっちの方向を向いているんだろう?
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下りは阿武山稲荷を経由して安威川方面へ。
途中で彩都方面が見晴らせる。
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そして少しばかり遠回りして再びJR総持寺に戻り、これで18km。結構いったな。
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残念ながらスーパー銭湯は開いてないし、どっかでぷしゅー、というわけにもいかない(まあどちらにしても時間が早すぎるけど)。
仕方がないのでコンビニでプロテインだけ飲んで帰宅した。
まあとりあえず昼食でぷしゅーしてやったさ。
昼食後に軽く昼寝して、しばらくぼーっとして、それから本を読んでいたらいよいよ雷雨がやってきた。
でもあんまり大したことなかったな。
今年はぱっとしない連休になりそうだな。とりあえず不要品の処分でもするか。

鼻血が出たところで無理なもんは無理でっせ

何気なしに見始めた『サマー・ウォーズ』が存外面白くて、途中から本気で観てしまった。

もう10年ほども前の作品らしいが、マトリックスゴッドファーザーとミッションインポッシブルが入り乱れて、何だかとてつもないことになっている。
2時間のタイマーがカウントダウンする横で、原発に隕石が落ちてくるのを必死で阻止するのに成功。喜んでいたら再びタイマーがカウントダウンを始める、なんてあたりはもう「その手の映画」のお約束通り、という感じで微笑ましい。
いやしかし、いくら数学が得意だからって、2056桁(つまり6800bitぐらい?)の暗号を手計算で解読するなんてのは、さすがに無理がありゃしませんかね。
まあそんなことを言うのは野暮ってもんだけども、と思ったが「サマーウォーズ 手計算」でググってみたらその野暮な指摘というか深い考察をしている人々が世の中には山ほどいるということがわかった。
ですよね。やっぱりその辺は誰でも気になるところでしょうよ。