野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

アート

シャガールの謎

なんばの高島屋でシャガール展をやってる、それも20日まで、ってんで慌てて観に行ってきたわけですよ。まあそんなに慌てなくても、すぐに京都でもやるんですけどね。まあこういうのは覚えてるうちに行っとかないと、気づいたら終わってた、てなことになりが…

ナスの辛味炒めも良いのですが

下鴨神社で「森の手作り市」が開催され、それに妻が出店するというので様子を見に行くことにした。 という口実で、また「駱駝」で麻婆豆腐ランチを食べた。いや口実て、いったい誰に言い訳をする必要があるというのか。 まとにかく、駱駝から下鴨神社まで、…

魁力屋で塩ラーメン、のち北斎

京都文化博物館にて開催中の北斎展へ行った。いやそりゃもうすごい人出でしたわ。まあ日曜日だから仕方ない。 先日の伊勢丹では、富嶽三十六景および富嶽百景のみ、であったが、今回は富嶽三十六景からは「凱風快晴」ほか数点の有名作品。それ以外の版画・肉…

ジョン・レノンとRadiant Baby

伊丹市立美術館で開催中のキース・へリング展へ行ってきた。 この美術館の建物は、酒蔵のまち伊丹に合わせたデザインになっているそうだが、内装はいたって普通の美術館である。庭はちょっと和風だけど。 http://instagr.am/p/lwqdp/ キース・へリングのまと…

妄想の富士山

美術館「えき」KYOTOにて開催中の「北斎の富士 富嶽三十六景と富嶽百景」へ行った。永谷園のおまけで有名な葛飾北斎。昔から大好きなのだが、考えてみると実物をこれだけまとまって観るのは初めてかもしれない。 富士山をあらゆる角度、方向、距離、季節、時…

駱駝とガレと渉渓園

JR京都駅の伊勢丹の中に入っている美術館「えき」で、「ガレとドーム ー 四季の花」というのをやっている。かねてから懸案になっていたのだけれども、まあわりと長いことやってるしそんなに慌てんでも、と思っていた。しかしいくらなんでももう12月だ。そう…

Musée sauvage

兵庫県立美術館で榎忠展というのをやっている。展示作品の画像と「美術館を野生化する」という文句を見たら、これはぜひ行ってみなければ、と思った次第である。 展示室に入る前の通路にいきなり数十挺の機関銃が並べられている。AR-15とAK-47、いわゆるカラ…

時価200億だそうですわ

目が覚めたらもう昼前だった。ショック。かねてから懸案となっていた「中之島コレクションズ」を観に中之島の国立国際美術館へ行ってきた。 展示されているのは全部で26点。かなりコンパクトである。モディリアニ、マグリット、キリコ、佐伯祐三などなど。 …

ミュンヘンは芸術とビールの街だったのか

連休中に行こうと思いながら結局行けなかった「カンディンスキーと青騎士」展、本日やっといってきたんである。 勝手に「カンディンスキーってこんな感じ」というイメージを持っているのだが、今回の展示はそれとちょっと違う。どうも本格的に抽象画に走り始…

おわらないアトリエ

先日京都へパウル・クレー展を観に行った件。 そりゃもう、クレーなんだから見逃せませんよ。会場も、京都国立近代美術館、良いところだ。 今回は、「クレー作品が物理的にどのように作られたか」について考える、というのがテーマらしい。なるほど。 いや実…

ポスター天国と借金地獄

天保山のサントリーミュージアムで開催中の「ポスター天国」展へ行ってきた。今年一杯で休館(事実上の閉館)してしまうサントリーミュージアムの、最後の展覧会だ。 国内、海外あわせて400点ものポスターが展示され、かなーり見応えあり。ロートレック、ミ…

知られざる創作の秘密

京都でユトリロ展が開催中、たしか17日までだった。この連休中が最後のチャンスかも、と思って出かけたけど、家を出てから気が変わった。なんか京都まで行くのんダルいし、とか思い始めて、大阪は中之島の国立国際美術館で開催中のマン・レイ展に行くことに…

ロシア・アヴァンギャルドは置いといて

また行ってしまった。東京芸大大学美術館で開催中のシャガール展、東京出張のどさくさにまぎれて。朝イチに丸の内のオフィスで一仕事して、それから昼前に上野へ行ったのだけど生憎の雨で、駅から美術館まで歩くだけでもう足がびちゃびちゃ。あー気持ち悪い。…

印象派とモダンアート

天保山のサントリーミュージアムで開催中の「印象派とモダンアート」展を観に行った。出かけたのがけっこう遅い時間だったのでどうしようかと思ったのだが、やはりせっかくの平日の休みなのだから、金曜日のうちに、ということで強行した。そしたら平日だか…

ロシア・アヴァンギャルドとの出会い

今週は、出張やら研修やらで火曜日から木曜日まで2泊3日で東京へ行く予定にしていた。それならいっそのこと、19日のうちに移動して前泊し、旧友某Y氏と一杯やろうかと思い立った。そして可能ならば東京で開催中のシャガール展も観にいこう、と。 昼前の新幹…

もっと観せろ

天保山のサントリーミュージアムに、「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」というのを観に行った。 感想は「えーそんだけなん!?」だな。ちょっと物足りない。 もともとクリムトもシーレも、特別に好きなわけじゃない。でもやっぱり、実物をみたらちょっと…

わが目を疑った。

兵庫県立美術館にて好評開催中(知らんけど)の「だまし絵展」に行ってきた。 いやはやすごい人出だった。兵庫県立美術館へ行くのはこれで三度目になるが、今までチケットを買うのに並んだことなどなかった。おまけに会場に入るのに20分待ちときたもんだ。も…

マスクは半分くらいかな

豚インフルエンザも沈静化の方向、という説が出ている一方で年齢層、地域ともに拡散し始めているとも言われている。そんな状況の中、やっとのことで兵庫県立美術館の「ピカソとクレーの生きた時代展」を観に行ってきた。 ドイツのノルトライン=ヴェストファ…

してやられた

本日は神戸に行く予定だった。兵庫県立美術館で開催中の「ピカソとクレーの生きた時代展」を観たかったので。ちょうど神戸祭りの開催期間にあたっていて、人出が多そうでイヤだなあと思っていた。ところが昨日、神戸で豚インフルエンザ感染者が出たとのこと…

色彩の詩人

兵庫県立美術館で開催中の「シャガール展」、ずっと気になっていたのだが本日やっと行ってきたのだな。兵庫県立美術館は今回初めて行ったけど、交通の便があまり良くない。加えて、一日中雨が降り続けていた。にもかかわらずかなりの人出だった。これがもし…

この紋所が目に入らぬか

昨日、土曜日の午後に京都文化博物館の特別展「KAZARI ー日本美の情熱ー」を観に行ったのだった。なんでローマ字やねん。普通に「飾り」とか「かざり」と書いたらええがな。 http://www.bunpaku.or.jp/exhi_special.html http://www.pref.kyoto.jp/news/pres…

黒目がち?

うちにはラヴェルの管弦楽曲コレクションの2枚組CDがある。そのアートワークにはモディリアーニの絵が使われている。 大学1年生のとき、当時はまだ教養課程というのがあり、その中に西洋美術史だったかなんだかそんな感じの授業があった。一応それを受講して…

Stairway to Heaven

ヴァンジ彫刻庭園美術館にて。 気温は高いが、日陰にいると涼しい風が通って快適。ええとこでっせ。 27日から、約一週間の夏休みに入っている。ということで、2泊3日で鎌倉方面へ旅行に行くことにした。 初日はまず三島に立ち寄り、「クレマチスの丘」へ行っ…

トンボはカゲロウなのか!

天保山のサントリーミュージアムで開催中の「ガレとジャポニズム展」、残り一週間ほどとなったので本日あわてて観に行った。 19世紀のヨーロッパにおいてはいくつかの芸術作品に日本趣味が取り入れられ、それをジャポニズムと呼んだらしい。エミール・ガレは…

センマイとかテッチャンとか

カルロ・ザウリなんて名前、つい最近まで知らなかった。なんでもイタリア現代陶芸の巨匠らしい。先日伊勢丹のピカソ展に行った際に、京都国立近代美術館で開催される「カルロ・ザウリ展」のチラシを見て初めて知った。で、何となく「これは観に行かなければ…

色々ありまして

あー今日はダメだな。 もうちょっとマトモなことを書こうと思っていたのだけれど。 ダメだこりゃ。 (以下、2007/11/04に追記) ああびっくりした。「昨夜はブログ書かんと酔っぱらって寝てしまったなあ」と思ってたら、書いてたよ。 全然記憶に無いわ。 この…

えきでピカソ

5年前に、ニースへ行った。ニースに泊まり、そこから日帰りできる周辺の街にあれこれ行ったものだった。その中にはヴァロリスやアンティーブがある。いずれも、ピカソの作品を展示した美術館がある。ヴァロリスは陶芸の村で、ピカソはそこで晩年を過ごし、数…

記憶に固執

今日はかねてから懸案のダリ展に行ってきた。 実をいうとダリは大好きなので少々期待しすぎたところがあり、その辺はちょっと物足りないというのが正直なところ。 一般に良く知られている、「いかにもダリ」な感じの絵は、ちょい少なめだったから。 だけど、…

長い名前の男

梅田の大丸ミュージアムで開催中の「ピカソ展」、やっと行ってきた。 祝日だから人が多くてちょっと鬱陶しかったけど、まあまだ我慢できる範囲。 90歳を超えるまでずっと描きつづけてきたピカソだから、その作風は時期によってけっこう変わっていて、好みの…