「ウェブ2.0は夢か現実か?―テレビ・新聞を呑み込むネットの破壊力 (宝島社新書)」と問いかけているが、結局は「どうなるかはわからない。状況を見守ろう」というのが答えらしい。
ウェブ2.0は夢か現実か?―テレビ・新聞を呑み込むネットの破壊力 (宝島社新書)
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2006/08
- メディア: 新書
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インターネットと、それをとりまく人々、業界、利権関係等々について冷静に分析しており、読み易いけど切れ味が良い。ただ、誤字、誤変換があまりにも多すぎる。250ページの本で、すぐに気づく間違いが10カ所以上もあるっているのは、ブログならまだしも、ちゃんと校正の入る書籍ではちょっとマズいんではなかろうか、と思う。せっかく中身が良いのに、どうもいまいち信用できない感じがしてしまうのだ。作者はもと新聞記者で、今でもジャーナリストを名乗るのなら、言葉は商売道具なんだし、もっと丁寧に扱ってはどうか。しょうもないことなのだけど、それだけでずいぶん値打ちを下げてるんではないだろうか。