野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

40歳なんですけど

先日、Rさんから大量に本を借りた。とりあえず手を付けたのは、池田晶子さんの「14歳からの哲学」。

14歳からの哲学 考えるための教科書

14歳からの哲学 考えるための教科書


少し前に「41歳からの哲学」を読んだところだが、なるほどこちらは14歳でも読めるようにしているので、非常に平易な語り口になっている。がしかし、内容はあまりにも高度すぎる。
すごく読みやすいのだけど、どうもごまかされた感が拭えない。途中に、どうしてもすんなりつながらないロジックがある。いやロジックとしては正しいのかも知れんがどうもいまいちしっくり来ない。もっとも、ご本人が書かれているように、この本には諸々の問いに対する答えは書いてない。答えは自分で考えるのだ。どこから手を付け、どういう風に考えていけば良いのかが書かれているのだ。
あーイライラする。