書店でタイトルを見ただけで、ほぼ即買いだった。
「逆パノプティコン社会の到来」だって。
ウィキリークスからフェイスブック革命まで 逆パノプティコン社会の到来 (ディスカヴァー携書)
- 作者: ジョン・キム
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2011/04/16
- メディア: 新書
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ウィキリークスの件について言えば、アサンジュの主張も理解できないことはないが、そうなんでもかんでも透明にするのが良いとは思えない。実際、外交なんかにおいては情報を適切にコントロールするのがとても重要なわけで。まあ要はバランスなのだろう。先日朝日新聞に佐藤優氏が書いていた。国家は必要位上に情報を隠そうとする。ジャーナリズムは国民の「知る権利」に基づきなんでも暴き立てようとする。現実にはその間のどこかに「ほど良きところ」があるのだ、と。
その考え方はしっくりくる。個人的にはあまり過激というか原理主義的なのはどうも好きになれない。自身の正統性を信じて疑わない「正義」って、大抵の場合あまり良い方向には行かないものだから。