野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

詩作とか翻訳とか

先日の「砂の本」に続いて、今度は「詩という仕事について」である。ボルヘス祭り開催中。

詩という仕事について (岩波文庫)

詩という仕事について (岩波文庫)


兼業詩人・渡邊十絲子さんの「腹黒志願」によると、詩人に必要なのは言葉に関する「技術」なのだそうだ。あの時もへぇーなるほど、と思ったが、なるほど確かにどうやらそういうものらしい。普通ならば気にも留めないような言葉の細部について考え、ひねくり回すのがやはり詩人なのだ。ディープすぎるぜボルヘスさんよ。ディープすぎてよーわからんかった、というのがまあ正直なところですな。よーわからんなりになんとなく面白く、やっぱり他の著作も読んでみようかな、と思ってしまうのが不思議なところだ。ひょっとするとこれがボルヘスの迷宮なのかもしれない。