野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

水、霧、海、湯気

玄侑宗久という人は、作家にして現役の僧侶なのだそうだけど、宗教的にはわりとニュートラルな立場をとってるんじゃないだろうか。この人の書いた本を何冊か読んでそう思った。
今回読んだのは「水の舳先」。衝撃のデビュー作だそうだ。

水の舳先 (新潮文庫)

水の舳先 (新潮文庫)


この小説のモチーフは水か。タルコフスキーの「ノスタルジア」を思い出すな。
それにしても最後までミネオはわけわからんかった。なんで突然に一句詠むのか。