野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

あるいは式部と葛木のコンビとか

黒祠の島』を読んだ。

そもそも「黒祠」って何だ?そんな言葉初めて聞いたぞ、と思うのだが、この小説の中では以下のように説明されている。

明治政府が行った祭政一致政策によって、全国の神社は位階制で編成され、祭神も正統な神典に記載される神々に改められた。地方の小祠も統合されたり、弾圧されるなどしたが、その中で統合されなかったものを「黒祠」と言う。いわゆる邪教である。

つまり邪教の島だ。主人公の式部はそんな島に、失踪した作家を探してやってくる。
まあとにかくおどろおどろしい話だ。心霊系ではないけど、かなりのスプラッター
ライターや作家の依頼を受けて取材の補助を行う調査会社をやっている式部が、やけに神社やら仏像やら陰陽五行説、はては中国の伝説にまで詳しいってのはちょっと不自然な気もする。何やねん解豸って。
ひょっとして、この式部の知識を活かして様々な事件の謎を解く「式部シリーズ」みたいなことを狙ってたりするんじゃないか、と邪推してみたりする。今のところ、他に式部が登場する作品は無いようだけど。
それにしてもこの小説の設定にあるような、「因習に支配された邪教の島」なんてのも、まだけっこうありそうな気はするな。おお怖い。

ルーティンの中にも変化はあって

8週間に1度の高血圧検診に行ってきた。
今回から、受付直後の血圧測定が、看護師がポンプをしゅこしゅこやる昔ながらの水銀式ではなく、自分で測る上腕式の自動血圧計に変わっていた。
それでも高めの血圧が出るのは相変わらずだが。
診察はいつも通りの感じで、毎朝記録している血圧を見せて、これぐらいなら全然問題ないねという所見を得る。今回は血圧検査の結果が出ているのでその結果を聞く(せんせい忘れとったけども)。
こちらも相変わらず尿酸値は高めながら、特に異状はなし。
2か月も前の血液検査って、どんだけ意味あるんかな、と思わんでもないけど。
そういえば処方される降圧剤が「アムロジピンOD錠2.5mg(ファイザー)」から「アムロジピンOD錠2.5mg(VTRS)」に変わった。中身はまったく一緒だが供給元が変わったのだとか。そういえばファイザーの前はサンドだったような。ジェネリックてのは何かといわくがあるなあ。

ライチョウは富山県の県鳥なのに

北陸新幹線敦賀まで延伸だそうで、そりゃ結構なことざますね、ぐらいに思っていた。ところがよく聞いてみると、それにともなってサンダーバード敦賀までしか行かなくなるのだとか。
今ごろ知ったんかい、と言われたら、すんまへんとしか言いようがないのだが、それにしたって敦賀止まりはあんまりじゃないか。金沢まで行こうと思ったら敦賀で新幹線に乗り換えろて、そらあんた殺生だっせ。
そういえば最近、北大阪急行箕面萱野まで延伸したようだが、御堂筋線の梅田とか心斎橋の駅で、千里中央より先に行く地下鉄を見たことがない。一番遠くて千里中央まで(つまり今までと同じ)だ。
ひょっとして船場とか萱野まで行こうと思ったら、いったん千里中央まで行ってから乗り換えねばならないのだろうか。それもなかなかひどい話だな。
と思って調べてみたら、まだ開通してなかったのか。3月23日からってか。


駅の表示には箕面萱野方面、とか書かれてるから、てっきりもう開業しているもんだと思い込んでいた。恥ずかし。
2016年度に着工して2023年度内(ギリギリだけど)に開業なら、けっこう早いんでないの。それに引き換え阪急淡路。もっとがんばらんかい。

今月の江坂

本日は快晴でありました。
長野公園に咲いていたこれは、桜よねたぶん。

いつもよりちょっと暑い。そんな感じで11km。

先月行った江坂のハナウタに、晩ゴハンを食べに行った。
まずはおまかせ3種盛りを注文しておき、何を食べるかじっくり考える。

つーかこのラペはすっきり爽やかだし、鶏肝しっとりねっとりだし、ホタルイカも美味いやんかいさ。
よし、ソラ豆のフリットだ。

ほぼ素揚げに近いフリットが豆々しくて美味い。ペコリーノが憎いやね。
白をもう一杯行きますぜ。爽やか系のやつ。

で、サーモンの低温調理てどんなん?と気になって。

やー。とろとろですな!
ぼちぼち赤もいっとこう。シラーなど。

そして前回も食べたシイタケのサルシッチャ詰め。

たまらんやつですよ。
そしてこちらも前回のリピートの、エビマヨ。

これはオレンジでいってみました。

そんな感じで、あれこれ食べてみたけど、まーどれも美味い。たまらんですね。

あんた青菜を食べてか

なぜかインスタに土井善晴せんせの動画が流れてきた。
ほうれん草のおひたしを作るにあたっては、ほうれん草をたっぷりのお湯で茹で、冷めたらしっかり絞るもの、と思っていた。実際、落語の『青菜』でも、だんさんが「固うしぼって、ゴマでもふりかけて持って来てあげてもらいたい」などと言っている。
ところが土井せんせ、フライパンにごく少量の水で蒸すようにして茹で、それからじゃばんと冷水につけて冷ましている。そして、すぐに食べるんなら、そんなぎゅうぎゅうに絞らんでも、軽く水を切るぐらいでええんですって。へーえ。
どうも「土井善晴の和食」というアプリの宣伝らしい。

何じゃそのアプリは。と思いつつもダウンロードしてしまった。
土井せんせの動画付きのレシピだ。無料のアプリだが、有料のプレミアム会員になると、すべての動画を無制限に見られる。まあよくある話だが、なかなかおもろい事を考えるやつがおるもんで。
それはそうと動画の中で土井せんせ、卵焼きを作るのだけど、なぜか卵液を寄せる方向を間違えて、「今までこんなん間違えたことないのに…」と軽くボヤいておられた。
そういう、今まで難なくこなしてきたことを失敗するようになるのって、認知症の初期症状らしいでっせ。大丈夫ですか土井せんせ。

毎年一本はいっときたいやつ

実は本日も飲み会の予定であったのだが、諸事情によりキャンセルとなった。
残念。ではあるが、昨夜も飲んでいるのだからそのまま行けばこれ即ち連チャンというやつで、それもちょっとばかししんどいなと思わなくもなかったから、まあ良かった、とも言える。というかそう考えよう。
帰りにどっかで一杯引っ掛けても良いのだが、あえてそれもせず真っ直ぐ帰宅。
そして、久しぶりにラ・パッション グルナッシュなど飲んでみたりする。

ついうっかり一本空けてしまった。
飲みに行かんかったからって、そんなことしたらあかんわな。

勢いって大事、てか怖いよね

堺東で飲み会。店はかなり久しぶりに、たろやん本店だ。
いつ以来だろう?と思って調べたところ、おそらく2018年3月が最後。

つまり6年前だ。コロナ後初、ということだな。
おまかせコースで造り盛り合わせ、玉子焼き、西京焼き、煮魚、天ぷら、ブリしゃぶ(もちろん雑炊付き)てなところだったか。
これで飲み放題4000円ポッキリてのは、なかなかのもんかと。
でも以前はもうちょっとボリュームあったような気がするな。
いや、これくらいでちょうど良い(まだちょっと多い)のだけどね。
飲み放題に一応日本酒も含まれてはいるのだけども、菊正宗一択だったのでひたすらビールばかり飲んでいた。
その場では二次会に行く感じになっていたのだけど、駅まで歩いていく途中でなんとなくみんな落ち着いてしまい、結局そのまま解散となった。賢明と言えよう。
堺東で電車に乗った時はすでに22時前を回っていたかと思う。
なんとか日付が変わる前に帰宅した。
まだあと2日ありますから。あんまり無茶したらあかん。